2015年5月22日金曜日

仙台訪問で学び、保育について考える

YMCAいずみ保育園 職員研修のご報告

YMCAいずみ保育園では、2年前から東日本大震災の被災地『仙台』で
有名なすずめ踊りを年長児が園行事などで披露しています。
そこで、2015516日(土)と17日(日)に仙台で
青葉まつりという大きな祭りが開催されている機会に合わせ、
横浜YMCAの子ども達にすずめ踊りを教えてくださった
『まつり宝山』のみなさんの応援とすずめ踊りを学ぶために
有志の職員が山手台YMCAアルク保育園の職員と共に研修に行ってきました。
現地に着くと『まつり宝山』のみなさんが本番前にも関わらず、
とても暖かく迎えてくれました。


そして、子すずめ踊りでは、『宝山・蕾チーム』が審査員の最優秀賞の正宗賞を
3年連続で受賞することができ、メンバーの子ども達や
その子たちを支えていた宝山のみなさんが嬉し泣きする姿もありました。
踊りを通して、老若男女が一体になってひとつの目標に
取り組んでいる姿を見て、とても感動しました。




また、一番町通りのすずめ流し踊りに
横浜YMCAの職員も飛び入りで
参加させて頂き、
とても良い体験をさせて頂きました。
その中でも、一緒に踊った小学生の
男の子がとても上手に太鼓を
たたきながら、私たち
「こうだよ!」と、とても丁寧に
教えてくれました。


また、その男の子達が持っている太鼓を持たせてもらうととても重く、
一日中その太鼓を持って練り歩きながら演奏をしていたことに驚かされました。

 初めは、被災地支援としての活動として始めた仙台の方々との交流でしたが、
いつも仙台の方々に元気を分けて頂いているように思いました。


517日(日)には、
74人の小学生の尊い命が失われた
石巻市大川小学校
を訪問しました。
そこで、奥様や長女を亡くされ、
長男も大川小学校
つなみの被害に
合いながらも、
数少ない生存者になった
保護者から大川小学校で
被災の話を
聞くことができました。



改めて、命の尊さと教育者・保育者のあり方について
学ばせて頂く良い機会になりました。
また、安全よりも『命』を優先に考えることのできる保育者に
なっていきたいと思います。

          (YMCAいずみ保育園 川原 邦之)