アンネのバラはベルギーの園芸家が作出した新品種のバラで
《souvenir d’ Anne Frank》(直訳すると「アンネ・フランクの思い出」
日本では「アンネ・フランクの形見」と言われる)と命名され、
アンネの父であるオットー・フランク氏に贈られました。
アンネのバラは『戦争のない、平和な世界に』という
アンネの願いとともに日本全国に広がっています。
このバラは蕾の時は赤、開花すると黄金色になり、
時間の経過とともにサーモンピンクに変色し、
やがてはさらに濃いピンクに変色します。
アンネは豊かな才能を秘めたまま戦争と民族差別の為に
若くして命を奪われました。
そんな彼女が生きていたなら、その才能を活かし、
人生においていくつもの美しい花を咲かせたでしょう。
多様に変容するアンネのバラには
多くの可能性を秘めたアンネを表現しています。
いずみ保育園では約8年前にこのアンネのバラを譲り受け、
玄関入口に植えられています。
今年も保育園のアンネのバラがきれいに咲きました。
子どもたちも一緒にお世話をしています。
これからも、いずみ保育園のアンネのバラを
温かい目で見守っていてください。
(YMCAいずみ保育園 鈴木 由希)