2019年1月9日水曜日

ペルー料理に挑戦!

YMCAいずみ保育園・いずみ食堂「冬のキッズごはん屋」 報告<その3>



 YMCAいずみ保育園で12月27日(木)に行なわれたいずみ食堂「冬のキッズごはん屋」の3日目の最終日は、12名のお友だちが参加してくれました。
 この日はペルー出身の保育士のさゆり先生が、ジャガイモを使ったペルー料理「カウサ」の作り方を教えてくれました。茹でたジャガイモにレモンや黄色唐辛子からできた「アヒ アマリヨ」というスパイスを加えた、スパイシーな味の料理でした。ジャガイモが煮えるまでの空き時間は、さゆり先生が子どもの時まで住んでいたペルーの国の生活文化について、スライド写真やクイズを交えていろいろな珍しいお話を伺いました。
 
ペルー出身のさゆり先生
今日はジャガイモが主食です。
ジャガイモが軟らかく煮えるまでペルーのお話を聞きました。
そろそろ煮えたかな?
デコレーション用のパプリカと鶏肉を煮込みます。
ジャガイモをつぶし、裂いた鶏肉を混ぜます。
黄色の唐辛子からできたペルーの調味料「アヒ アマリヨ」です。
どんな香りかな?
グループごとに盛り付けます。
カウサの出来上がり!スープと副菜は給食室からの差し入れです。
みんなでおいしくいただきました。
 さゆり先生から、ペルーの国は南アメリカ大陸にあること、日本との時差が12時間もあること、3000種類のジャガイモがあって様々な料理で使い分けていること、モルモットが食用として飼育されていることなど、いろいろな日本との違いを教えてもらいました。また、28年前に日本にやって来たばかりの頃に見た空から降ってきた美しい雪、日本人が生卵を食べること、汲み取り式のトイレなど、初めての体験に驚き、戸惑ったことなどのエピソードも話してくれました。
 そして、外国にルーツを持つ人たちが比較的多くいる保育園周辺の地域で、違う国籍の人たち同士でも、言葉が通じなくても笑顔であいさつをし合うこと、 自分のルーツの国を知り、相手に教え、相手のことも理解すること、肌の色、顔立ち、ことばの違いがあってもありのままのその人を受け入れることなど、とても大切なことを教えてもらいました。

 料理も体験し、おいしく楽しくお昼ご飯を食べ、年齢を超えた保育園の仲間や先生たちから世の中の社会勉強も体験できるYMCAいずみ保育園のいずみ食堂「キッズごはん屋」。3月の春休みも元気な皆さんと再会できることを楽しみにしています。
 (YMCAいずみ保育園 佐々木美智)