YMCAいずみ保育園・きずなの日(岩手県)のご報告
いずみ保育園では7年前の東日本大震災をきっかけに、毎月11日を「きずなの日」として岩手県・宮城県・福島県・熊本県の郷土料理を提供しています。
今でも大変な思いをしている方々を子どもたちが思い出し、考える機会をつくりたいと思います。
4月のメニューは、岩手県でした。
・ごはん
・ざくざく汁
・鶏の南部焼き
・ひき菜炒り
・フルーツ
☆ざくざく汁:野菜をざくざくと切ることからざくざく汁と言われています。
☆鶏肉の南部焼き:南部地方(現在の東北地方)がごまの名産地であることから、ごまを用いた料理を「南部~」と言います。醤油味が一般的ですが、今回はみそで味付けをしました。
☆ひき菜炒り:「ひきな」とは大根や人参の千切りを意味する方言です。甘辛い味付けの郷土料理です。
おやつは
・味噌かんぷら
・牛乳
☆:味噌かんぷら:小じゃがいもが収穫される時期に食べられます。じゃが芋を油でいため、味噌と醤油をからめます。
東北地方ではじゃがいもを「かんぷら」と呼ぶそうです。
食材がたくさん入った「ざくざく汁」は野菜のお出汁がたくさん出て、子どもたちもたくさんおかわりし
てくれました。
味噌味の鮭も白いご飯が進んでいる様子を見ることが出来ました。
幼児クラスがおやつを食べる前、子どもたちに「きずなの日」と「味噌かんぷら」についてお話しました。
食事を通して、被災地にいるたちのことを思い出す時になるといいなと思います。
(YMCAいずみ保育園 栄養士 中丸恵梨奈)