YMCAいずみ保育園 きずなの日(福島県)のご報告
いずみ保育園では9年前の東日本大震災をきっかけに、毎月1回「きずなの日」として岩手県・宮城県・福島県・熊本県の郷土料理を提供しています。
今でも大変な思いをしている人がたくさんいることを、震災を知らない子どもたちが知り、考える機会となればいいなと思います。
3月11日に福島県の郷土料理をみんなで食べました。
<お昼>
・ざくざく煮:野菜をざくざく切ることからざくざく煮と呼ばれています。鮭とたくさんの野菜が入り、お出汁と醤油で味付けしました。
・ひき菜いり:「ひきな」とは大根や人参の千切りを意味する方言で、甘辛い味付けの郷土料理です。
<おやつ>
・しんごろう:すりつぶしたえごまの種子とみそ、砂糖で作ったみそだれを
丸めたご飯にかけて焼きました。しんごろうという人が作ったといわれていることから、この名前が付いたという説があります。
ざくざく煮は鮭の出汁が出ており、野菜もたくさん入っています。副菜は炒めた野菜にシンプルなしょうゆ味で、郷土料理はその土地の農作物をたくさん食べることが出来ます。
おやつは甘めのみそだれがごはんと合い、子どもたちもたくさん食べてくれました。
郷土料理を食べるきずなの日を通して、子どもたちに地震のあった場所、大変な思いをしている人たちがいることを伝えていきたいと思います。
(YMCAいずみ保育園 栄養士 須貝玲美)