YMCAいずみ保育園 きずなの日のご報告
いずみ保育園では6年前に起こった東日本大震災をきっかけに、今年度も毎月11日を「きずなの日」として、岩手県・宮城県・福島県・熊本県の郷土料理を提供します。
今でも大変な思いをしている方々を子どもたちが思い出し、考える機会をつくりたいと思います。
11月のメニューは、宮城県でした。
・ごはん
・おぼろ汁
・しそ巻風鶏肉
・すき昆布の炒め煮
・フルーツ
☆おぼろ汁:江戸末期、上方の僧の伝授とされる涌谷町独特のおぼろ豆腐を用いた精進料理のひとつです。とろみがあり、しょうがのきいた飲みやすい汁物です。
☆しそ巻風鶏肉:宮城県の郷土料理のしそ巻(味噌をしその葉でまいたもの)のように、鶏肉に味噌をつけてしその葉をのせて焼きました。
☆すき昆布の炒め煮: すき昆布は三陸沿岸部から八戸あたりが主な産地であり、すき昆布の煮物が作られるようになりました。
和風のメニューはいずみ保育園のこども達に大人気!
みそ味の鶏肉はごはんがすすみ、乳児クラスのこどもたちもよく食べていました。
保育士から「今日、こどもたち良く食べていたよ。」
こどもたちから「このお肉美味しい~~。」と嬉しい声を聞くことができました。
おやつは牛乳とがんづきです。
☆がんづき:漢字で書くと「雁月」と書きます。丸く蒸し上がった形を月に見立て、ごまを雁(かも科の大形の水鳥)が飛んでいる様子から名づけられました。
黒糖の甘い香りをかいで、午睡から起きてきた子どもたちが「今日のおやつ何?」と聞きに来ました。
「宮城県のお菓子のがんづきです。」と答えると、
「がんづき??なにそれ?」と腑に落ちていない様子、、、
「黒いお砂糖を使った蒸しパンの様なおやつだよ。」と言い直すと、
「あー、蒸しパンか!それなら食べたことある!」と笑顔になり元気におやつを取りに行きました。
(YMCAいずみ保育園 栄養士 中丸恵梨奈)